Francis Kimani Njongeさんの活動報告

10月5日に来日したFrancis Kimani NJONGEさんが岡山大学大学院環境生命科学研究科・奥田潔教授のもとで行った研究活動について報告いたします。

受入れ期間:2015.10.5〜2015.10.14の10日間

 

Effect of heat stress on the endocrine function of bovine endometrium

Francis Kimani NJONGEさんはJomo Kenyatta University of Agriculture and TechnologyのAnimal Scienceのdepartment chairmanをされています。

本来日では今後の共同研究を見据えたディスカッションおよび我々の研究テーマの一つである暑熱ストレスがウシ子宮内膜細胞のホルモン分泌機能に与える影響について研修をして頂きました。

 

子宮は胚の着床・胎子の成長の場だけではなく、生殖をコントロールするホルモンを分泌する内分泌器官としても機能しています。本研究では子宮内膜上皮細胞および間質細胞という子宮を構成する細胞をウシ子宮から単離し、これらを体外で培養する際に、暑熱ストレスに暴露させ、これらの細胞の内分泌機能について検討を行いました。その結果、子宮内膜間質細胞において、暑熱ストレス暴露により内分泌機能が亢進されることが分かりました。異常な内分泌機能亢進が暑熱による受胎性の喪失の一つの原因であることが示唆されました。

近年発展途上国では経済の発展に伴って、畜産物の消費が拡大しつつあります。

現在世界的に酪農に用いられている乳用種はヨーロッパ原産であり、その多くが熱帯から亜熱帯地域に位置している発展途上国への導入は容易ではありません。暑熱とウシの生殖機能に関する研究は我が国だけでなく国際的貢献も可能な課題です。今後は両国との共同研究も視野に入れ交流を図ることが重要と考えています(文責:木村康二)

 

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