2015年度のウガンダ・ケニア訪問とセミナー開催 その2 ウガンダ訪問編

今年度はケニアだけではなくウガンダへの訪問も行い、ケニア・ウガンダ側の拠点大学にてセミナーまたはワークショップを開催しまいした。

10月13日から22日に植物研の坂本教授、鈴木教授、ガリス教授がウガンダとケニアを、10月18日から24日まで農学部の久保教授と神崎環境生命科学研究科長がケニアをそれぞれ訪問し、10月15日にマケレレ大学にてCrop Stress Science and Innovations for Agricultureと題したワークショップを開催しました。

 

ウガンダ・マケレレ大学訪問について

ウガンダとの交流は2013年にJSPS ナイロビ研究連絡センターの白石壮一郎センター長と坂本教授が、カンパラの首都カンパラにあるマケレレ大学と郊外のナムロンゲにあるJICAのイネプロジェクトを訪問したことを機に始まりました。マケレレ大学は英国連邦の東アフリカ大学に由来するアフリカでも最も古い歴史を持つ大学の1つです。2013年9月に Faculty of Natural Scienceの植物生理学教授であるHannington Oryem-Origa教授を訪ね、植物研の紹介と今後の研究者交流について打ち合わせを行いました。2014年にはケニア・ジョモケニアッタ農工大学(JKUAT)カンファレンスにOryem-Origa教授とCyprian Osinde講師を招いて講演をして頂きました。

以上の経緯もあり、2015年には植物研から坂本教授、鈴木教授、ガリス教授がマケレレ大学を訪問し、Crop Stress Science and Innovations for Agricultureと題したワークショップを10月15日に開催し、50人以上の参加者がありました。

ワークショップでは坂本教授によるAASPプログラム紹介、Oryem-Origa教授の学科紹介に続いて坂本教授、ガリス教授、鈴木教授が植物研での研究を紹介し、マケレレ大学からはArthur Tsugume講師がウイルス学の研究紹介とOsinde講師が植物研での研究を紹介しました。さらにJKUATからAASPのケニア側コーディネーターであるHunja Murage教授も参加し研究紹介を行いました。学生の参加も多く質疑応答も活発に行われ、植物研での研究に大変興味を持って頂きました。昼食後は、引き続きOriem-Origa教授、Tsugume講師と若手研究者を混ぜて打合せを行いました。マケレレ大学では学科の改組が進んでいて、現在、2学科あるうちの1つである植物学科を、Department of Plant Science, Microbiology and Biotechnologyに改組したことを紹介されました。

Makerere_seminar_2015

10月16日には、マケレレでの研究討議に引き続いて、カンパラ郊外のナムロンゲにあるNational Crop Resources Research Institute (NaCRRI)内に設置されたJICAのイネ普及プロジェクトを訪問しました。チーフアドバイザーの八木和彦氏から説明を受けたあと、ネリカ米を中心とする栽培技術の改良普及とアフリカで問題となっているウイルスに対する抵抗性品種育種に関する研究の説明を受けて見学させて頂きました。大変に整備されたサイトで宿泊施設や食堂も完備しており、実際にインターンシップで大学生を受け入れている(岡山大学農学部の学生も受け入れたそうです)。AASPとJKUATおよびマケレレ大学との交流についても説明をさせていただき、今後の協力についても相談することになりました。

NaCRRI_JICA_visit_2015

今回のウガンダ訪問は今後の交流に新たな展開を期待させるものとなり、2016年度は少なくも2名の研究者を植物研に受け入れる予定です。